内容説明
【内容目次】
叔孫舍・失正・嫡得之也・郛之也・会于温言・失民・増之也・定公・
待放・邊垂之臣・録伯姫・濆泉・略叛臣・絶・通可以已也・是月・
既葬除喪・張本・記注・弗地・大事・首時・過則書・臧否・朔日・不見・
大夫宗婦・赴以名・構会・王討之非也・事君猶事父也・拜命之辱・
謹始也・上下之称・驕其敵・何以不称使・遂在外・国君一体也・専辞・
五年而再殷祭・詭辞・弑君・従外・若曰・以官氏・不朝・尤而效之・
致師・不病・放・虞・得意・不貳之也・両下相殺・宋萬之獲也・不致者
おわりに/総目次/索 引
【四編「はじめに」より】(抜粋)
この用語集も四冊目に入った。“普通の語学的アプローチではなかなか明らかにし難い春秋学の特殊用語について、「春秋学」学の立場から、専ら論理的に分析を試みたもの”であり、かつての春秋三伝注の拙訳の改訂も兼ねている、という主旨にかわりはない。前回、“この三冊目をもって、ひとまずの中為切〔なかじきり〕としたく思っている”と見得を切ったはずなのに、気がつくと、いつの間にやら、このように『四編』が仕上がっていた。実は、このような「惰性」を自戒するための宣言だったのに、効目がなかったようである。かくなる上は、中為切などと姑息なことは言わずに、はっきりと完結のピリオドをうつ他あるまい。〈索引〉を附した所以である。