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全譯 論語集解 下巻

全譯 論語集解

◎古注の嚆矢である何晏ら編『論語集解』の全訳―原文・訓読・書き下し文・補注・現代語訳―

著者 渡邉 義浩
ジャンル 中国思想・哲学
出版年月日 2020/09/16
ISBN 9784762966651
判型・ページ数 B5・264ページ
定価 8,800円(本体8,000円+税)
在庫 在庫あり
 

目次

〔下巻〕

凡例

先進第十一  

顔淵第十二  

子路第十三 
 
憲問第十四 
 
衞靈公第十五 
 
季氏第十六  

陽貨第十七
  
微子第十八 
 
子張第十九
  
堯曰第二十

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内容説明

【凡例より】(抜粋)

◎本書は、正和四(一三一五)年清原教隆写『論語集解』十巻公益財団法人東洋文庫蔵(以下、通称である正和本と称する)を底本とする。正和本は、汲古書院より『論語集解』(一)古典研究會叢書漢籍之部第四巻(二〇一七年)、勉誠出版より『重要文化財論語集解正和四年写』(二〇一五年)として影印されている。(中略)

◎『論語集解』には、正和本のほかに、正平十九(一三六四)年堺浦道祐刊『論語集解』十巻大阪府立図書館蔵(以下、通称である正平本と称する)がある。正平本は、正平版論語刊行会によって『正平版論語集解』(一九三三年)として影印され、武内義雄による「正平本源流攷」が附されている。武内によれば、正平本は、正和本と同様、清原教隆の本に基づくという。正和本は書写資料であるため、刊本との相違を確認する必要を鑑み、正平本を参照した。(中略)

◎正和本は書写資料であるため、多くの異体字や書写体による表記がみられる。翻字に際しては、おどり字は当該の文字に改め、これらの細かな文字の異同を反映せずに、正字で統一した場合がある。また、正和本には、訓点のほかに多くの書き入れがあるが、本書の目的上、書き入れについては翻字していない。これらについては底本を参照されたい。

◎『論語集解』は、のちに梁の皇侃の『論語義疏』および北宋の刑昺の『論語注疏』において底本とされる。このため、本書はこれらの朱熹『論語集注』以前のいわゆる「古注」を解釈の際に参考とした。

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