目次
巻一 劉二牧伝第一
巻二 先主伝第二
巻三 後主伝第三
巻四 二主妃子伝第四
巻五 諸葛亮伝第五
巻六 関張馬黄趙伝第六
巻七 龐統法正伝第七
巻八 許麋孫簡伊秦伝第八
巻九 董劉馬陳董呂伝第九
巻十 劉彭廖李劉魏楊伝第十
巻十一 霍王向張楊費伝第十一
巻十二 杜周杜許孟来尹李譙郤伝第十二
巻十三 黄李呂馬王張伝第十三
巻十四 蒋琬費禕姜維伝第十四
巻十五 鄧張宗楊伝第十五
補注索引
内容説明
【「蜀書」凡例より】
本書は、南宋の紹興本と紹熙本を組み合わせて影印した百衲本『三國志』を底本とする。
…『三國志』の版本は、百衲本のほかに明版もある。中華書局より一九五九年に出版された標点校勘本は、百衲本を底本に、明の汲古閣本、明の北監本を校刻した清の武英殿本、明の南監本を校印した金陵活字本により校勘をしている。『三國志版本薈萃』(巴蜀書社、二〇一六年)により、それらの諸版本の影印を確認したうえで、中華書局本の校勘を参照し、また廬弼『三国志集解』などの成果も取り入れ、底本とした百衲本に校勘を施した。
…本書は、かかる操作を経たうえで句読点を施した原文を掲げ、書き下し文に( )で示した補注を附した後、現代文に翻訳した。現代語訳は、日本語として流麗であることよりも、訓読に合わせた現代語であることに努めた。…補注で取り上げた事項に関しては、巻末に索引を附した。
『全譯三國志 第六冊 蜀書』正誤表(2023/5/8掲載)