内容説明
【内容目次】
凡例
本書收錄漢字人名文書番號一覽
本書收錄漢字人名・文書番號對照索引
本書收錄年號・干支年記載文書索引(元號・干支・十二支紀年)
本書收錄州・縣・鄕・里・寺觀・蘭若等關係人名番號索引
先に刊行した「氏族人名篇・人名篇」は、世界各地に分蔵されている56,000 件を超える燉煌資料(燉煌遺書)を網羅的に調査、資料の年代を比定した後、八世紀末から十一世紀初頭の、漢字で表記された延べ3万人強の人名を採取し、五十音順に配列した世界初の人名資料集である。人名には通し番号を付し、出典資料の所蔵番号と名称、資料の成立年代、当該人物の身分や肩書、さらに関係する地名などの情報を併記し、その採録対象には甘粛省各地の石窟壁画や絵画に記された文字資料群も含めた。
本「索引篇」は、「氏族人名篇・人名篇」を基にして「漢字人名・文書番號對照索引」「年號・干支年記載文書索引(元號・干支・十二支紀年)」「州・縣・鄕・里・寺觀・蘭若等關係人名番號索引」を編纂収録したものである。
「漢字人名・文書番號對照索引」は、「氏族人名篇・人名篇」に認められた約4,600 の文書を番号のアルファベット順(漢字名は総画順)に配列し、名称・様式・成立年代等を付記した後に、各文書に見出されるすべての人名を五十音順に配列したものである。「氏族人名篇・人名篇」の番号を併記しているので、検索が容易である。
「年號・干支年記載文書索引」は、「元号」「干支」「十二支」の記載がある文書をそれぞれ年代順に配列し、文書番号・文書名称を示したものである。
「州・縣・鄕・里・寺觀・蘭若等關係人名番號索引」は、「氏族人名篇・人名篇」に表れる地名・寺院名を五十音順に配列して、それに関わる人物を「氏族人名篇・人名篇」の人名番号で示したものである。
これらの索引を駆使し、かつ「氏族人名篇・人名篇」と併用することによって、人名や文書を有機的に結び付けることが可能となり、各分野に於ける研究の、より一層の進展が期待される。