目次
凡 例
本文影印
釋 文・索 引
あとがき
内容説明
学習院大学蔵本『伊勢物語』は、三条西家旧蔵の証本であり現存する古写本の中で最も優れた本文を持ち、朱書で声点・武田本校合の書入れ、墨筆で勘物や異本の本文の書入れ等が存する。本書は、学習院大学蔵本伊勢物語の影印・翻刻を掲載し、その本文によって編纂した総索引を収録したものである。
【本書の構成・特色】(凡例より) ◇学習院大学蔵本伊勢物語の本文に基づいて、その中に現れた全ての語彙 を五十音順に配列。 ◇最初に本文全体を翻刻し、次に見出し語を立て、その下に該当の語を含 む全文とその所在を示す。 ◇本文の釋文は、底本の仮名遣(定家仮名遣)を忠実に翻字。 ◇見出し語は、清濁の区別を示し、歴史的仮名遣による五十音順に配列。 その下に該当の語を本文の仮名遣の表記のままの形で示す。 ◇該当の語は、その語のみでなく、その語を含む文節単位で載録し、同一 の形を持つ語は、名詞・副詞・動詞・形容詞・助動詞・助詞の順に配 列。 ◇勘物は、原文のままの形で該当箇所に翻字。 ◇索引の本文では、会話に相当する部分には右傍に傍線を附し、和歌に相 当する部分は[ ]印で囲んで他と区別。