ホーム > 汲古選書 48 出土文物からみた中国古代
内容説明
中国古代史を各時代が残した「出土文物」を通して一般読者から研究者まで、広く中国古代史に興味のあるすべての方々に分かりやすく解説する。これまでの「文献史料」と新たに発見された「出土文物」から、各時代の生活状況を具体的に再現し、中国古代史を生き生きと甦らせています。
本書は、ＮＨＫラジオ中国語講座テキスト「出土文物からみた中国古代」を再構成したものです。
【内容目次】
序 文 田村晃一
第一章 新石器時代
１ ［遺稿］ 仰韶文化と竜山文化
２ 竜の話 竜の働き
３ 青銅の鬼面
第二章 夏・商 （殷）
１ 家鴨形の土器と東夷
２ 列鼎制度と神器化した鼎
３ 青銅器の酒器
第三章 西 周
１ 大きな両把手の壺と西戎
２ 周王朝の成立と魚国の青銅器
３ 文書と座席の話
４ 西周時代の晋侯墓地と青銅器
第四章 春 秋
１ 黄鶴と鎮墓獣― 楚の文化
２ 古代の絹と採桑の話
３ 春秋戦国時代の都市
４ 古代の宮殿と邸宅
５ 古代の武器の話
６ 古代の神々―亀
第五章 戦 国
１ 戦国時代の文化と半瓦当
２ 陶朱公と市井の商人
３ 戦国時代の貨幣とその特色
４ 中国古代の燭台の話
５ 古鏡からみた戦国文化
第六章 秦
１ 中国古代の馬車
秦始皇帝陵の銅製馬車
古代の馬車の変遷
第七章 漢・後漢
１ 古代の都市と城壁
２ 古代の神々 太陽と月
３ 玉衣と葬玉
４ 古代の楽舞について
第八章 隋・唐
1 唐三彩とその周辺
付 録
１ 周公廟遺跡の近年における成果とその考察
徐 天 進（近藤はる香訳）
２ 「華夏第一都」 のヴェールを開く
許 宏（石黒ひさ子訳）
あとがき 佐藤三千夫
