目次
内容説明
第九十三號(昭和二十一年三月復刊號)
白樂天の長安舊遊回顧の詩に就いて/石田幹之助
復刊の詞/千田九一
辜鴻銘について/吉川幸次郎
毛澤東の文風論/佐野 學
自分に出来ること(周作人)/松枝茂夫譯
空 嘯/千田九一
『葬花』のことなど/猪俣庄八
支那を知る早道/武者小路實篤
小説・五島大王(穆羅茶)/魚返善雄譯
『諸子』への愚想/荻 喬
後記/岡崎俊夫
第九十四號(昭和二十一年四月號)
民族的傳統の喪失/柴田錬三郎
圓明園の模擬市場/後藤末雄
中國語の将来/安藤彦太郎
華南の舊小説/魚返善雄
未熟なる文化/荻 喬
“中國の友”鹿地亘の記(黄源)/柳澤三郎譯
兒女英雄傅―中國小説點描(1)―/猪俣庄八
天國に於けるハーバード・ヂャイルス(呉経熊)/松枝茂夫譯
日華翻譯協會設立
執筆者紹介
後記/千田九一
第九十五號(昭和二十一年五月號)―特輯五四運動―
五・四運動の政治的意義/波多野乾一
雑談「五四」/増田 渉
五四學生運動論/後藤基巳
五四文學運動の歴史的意義(胡秋原)/千田九一譯
北京の嵐―デューイの見た―/魚返善雄
ラティモアの「アジアの解決」/平野義太郎
中國文藝の十年(傅東華)/猪俣庄八譯
林語堂自傳(一)/小野 忍譯
マルクス、孔子に會う(郭沫若)/實藤惠秀譯
文化消息―上海の文藝晩會、南開大學國立に、劇作家聯諠會(重慶)の著作権益保留聲明
執筆者紹介
後記/千田九一・猪俣庄八
第九十六號(昭和二十一年六月號)―特輯作家論―
魯迅覚書―肉體の思想化/佐々木基一
郭沫若論(沈從文)/猪俣庄八譯
落華生について/小田嶽夫
沈從文の「旅店」その他/岡本隆三
飛ぶ雲(徐志摩)/稲田 孝譯
葉紹鈞の教育小説(錢杏邨)/千田九一譯
艾蕪について/稲田 孝
解脱(冰心)/飯塚 朗譯
茅盾論のための斷想/柳澤三郎
老舎の近作について/武田泰淳
林語堂自傳(二)/小野 忍譯
魯迅論(毛澤東)/波多野乾一譯
十月十五日(蕭軍)/千田九一譯
煙影(郁達夫)/岡崎俊夫譯
文化消息―五四文藝節、張家口の文化
文化消息之二―北京大學十月開校、中央研究院の復員、上海の文藝雑誌、香港の新聞、女作家蕭紅逝世四周年記念、夏丐尊の死
執筆者紹介
後記/猪俣庄八・千田九一
第九十七號(昭和二十一年七・八月合併號)
老舎と曹禺とを送る(李長之)/増田 渉譯
周作人を惜しむ(鄭振鐸)/赤間英夫譯
八年来の文藝工作の成果と傾向(茅盾)/飯塚 朗譯
林語堂自傳(三)/小野 忍譯
最近の中國文學をめぐって(座談會)
阿部知二・岡崎俊夫・奥野信太郎・實藤惠秀・武田泰淳・千田九一
異邦と故國(蒋光慈)/豊田 穣譯
花散りぬれど/飯塚 朗譯
呆子呆話(一)/岡崎俊夫
豊田さん/さねとう・けいしゅう
中國文藝の十年(二)(傳東華)/猪俣庄八譯
魯迅小傳(エドガ―・スノウ)/魚返善雄譯
文化消息―在米の老舎講演、ゴリキー記念會
田漢の新歌劇
故宮博物館の古物、郭沫若文集第一輯
後記/千田九一
第九十八號(昭和二十一年九月號)―特輯現代思想家評傳―
馮友蘭について/神谷正男
葉青と現代中國哲學界/山口一郎
林語堂/竹内照夫
鹿地亘氏に聴く、中國の文學運動(座談會)
憶夏丐尊先生/内山完三
葉紫の死/飯塚 朗
道草の漢口/齋藤秋男
上海作家座談會のことなど/菊池 租
林語堂自傳(四)/小野 忍譯
文化消息―郁達夫の最後、キリスト教大學の合併、重慶の復旦大學
抗戦八年死難作家紀念、上海文藝界の全國文協への返書
後記/千田九一
第九十九號(昭和二十二年九月號)
魯迅雑記―思ひ出を中心に―/増田 渉
渺汒たるユ氏(皇帝篇)/武田泰淳
フランスの漢學者/小野 忍
スマトラにおける郁達夫/岡崎俊夫
秋海棠/飯塚 朗
抗戦中重慶演劇メモ/飯塚 朗
ぱいかる―「或る夜の呂律」飯塚朗、「露伴と菊花石」増田渉、「根本」武田泰淳、「螺施の階段」齋藤秋男
後記/千田九一
第百號(昭和二十二年十月號)
(座談會)東方文學における世界性と地方性
小野忍・武田泰淳・岡崎俊夫・飯塚朗・竹内好・千田九一・増田渉
異國放浪/武田泰淳
書籍心あらば/飯塚 朗
抱朴子の自叙傳/牧野 巽
「ファッショ細菌」(夏衍)/菊池 祖
『老中國』の眼―『藥』の思い出/齋藤秋男
魯迅雑記(二)/増田 渉
ぱいかる―齋藤秋男、武田泰淳、岡崎俊夫、飯塚朗、千田九一
文化消息―今夏の學生デモ
第百一號(昭和二十二年十一月號)
ロオ・ピンチの小説/岡崎俊夫
おうこうち・てるな/さねとう・けいしゅう
蘇曼殊とサクンタラー姫/飯塚 朗
謝冰瑩事件/武田泰淳
魯迅雑記(三)/増田 渉
ぱいかる―「巴金の深刻さ」岡崎俊夫、「雙十節について」齋藤秋男、「秋風落寞」千田九一、「文體と肉體」飯塚朗
文化消息―五十歳の田漢、巴金の「火」
曹禺の近況、趙清閣の「紅楼夢」劇、丁玲の「窯工」
表紙の説明
第百二號(昭和二十二年十二月號)
官僚批判の文學/小野 忍
“五・三〇”とミッション・スクールについてのメモ/齋藤秋男
人間の對決/飯塚 朗
おうこうち・てるな(その二)/さねとう・けいしゅう
魯迅雑記(四)/増田 渉
ばいかる―増田渉、飯塚朗、岡崎俊夫、小野忍、千田九一
文化消息―「憶江南」と「松花江上」、葉淺子氏歸國、「跨着東海」、魯迅三十年集重版
郭沫若「ファウスト」第二部を譯了す
第百三號(昭和二十三年一・二月合併號)
天上人間(帝王詞家李重光のこと)/岡崎俊夫
現代中國智識階級の苦悩/山口一郎
死の風土/柳澤三郎
邊城の世界/高山 毅
作家の狼疾―中島敦「わが西遊記」を讀む―/武田泰淳
閃鑠する青春像―武田泰淳著『才子佳人』―/荒 正人
サイコン宣言/飯塚 朗
中華留日學生報社の藝能祭、在日華僑女性の催し、全國學生華語辯論大會
作家の消息―秦怡と金燄の結婚、白薇の近作、下之琳は英國に、沈従文新作に着手
新刊紹介
大公報の春聯
後記にかえて/千田九一
第百四號(昭和二十三年三月號)
『大同書』の鍵/齋藤秋男
『家』のロマネスク―藤村・巴金・ブールジェ―/飯塚 朗
夏衍「離離草」について/菊池 租
魯迅さんと中國の版畫―中國最初の創作版畫講習會の思ひ出/内山嘉吉
おうこうち・てるな(その三)/さねとう・けいしゅう
ぱいかる―「ホンヤク抄」飯塚朗、「思想と文學」齋藤秋男