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日本、中国・朝鮮対外交流史年表  これから出る本

――文武天皇元年(六九七)~建久四年(一一九三)――

日本、中国・朝鮮対外交流史年表

◎古代日本列島と中国大陸・朝鮮半島との具体的な交流・交渉・交易を「人」・「物品」・「交通経路」から明らかにする!

著者 田島 公
ジャンル 日本史
日本史 > 古代
日本史 > 中世
ISBN 9784762942433
判型・ページ数 A4・252ページ
定価 7,700円(本体7,000円+税)
在庫 未刊・予約受付中
 

目次

凡 例            
年表 文武天皇元年(六九七)~建久四年(一一九三)
〔附録 所引漢籍書名一覧〕
①『秘府略』(天長八年〔八三一〕滋野貞主ら撰)所引漢籍書名一覧
②『日本国見在書目録』(藤原佐世撰、寛平三年〔八九一〕頃成立)所収書名一覧
③『弘決外典鈔』(具平親王撰、四巻、正暦二年〔九九一〕成立)所引漢籍書名一覧
④『通憲入道蔵書目録』(蓮華王院宝蔵など院政期の天皇家ゆかりの文庫・宝蔵の蔵書目録か)所載漢籍書名一覧
⑤京都御所東山御文庫本「宝蔵御物御不審櫃目録」(勅封三五甲―二一)所引櫃別「漢籍」一覧
参考文献
〔あとがき等〕①旧版(一九九〇年)「あとがき」②復刻版(二〇〇九年)「追記」③増補改訂版(二〇一二年)「解題」(抜粋)
あとがき

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内容説明

【凡例より】(抜粋)
◎この「年表」は、古代の日本と中国・朝鮮との対外関係・交流の内容を詳しく且つ一覧出来るように、上から、西暦・日本年号、月日・記事、物品、来航者と渡航者の人名、出発地―経由地―到着地、中国年号・朝鮮年号・渤海年号(一時期のみ)、の各欄を設けている。

◎文献史料を中心に、文武天皇元年(六九七)から建久四年(一一九三)までの間の記事を出来うるかぎり網羅的に編年集成し、特に出典を明確にすることと、書籍や貿易陶磁など物品の動きや人物の往来・交流に注目して企画・作成したものである。「年表」の全体の構成、スタイルは岸俊男氏の指示により決定した。

各年号の欄には、天皇名を【 】内に、夫々の皇帝・国王の名を〔 〕内に記し、即位年に示した。また、元年は1年と表記した。月日の欄は月・日で示し、〇で囲まれた月の数字は閏月を、日の部分の-は未詳を示し、更に正月は1月と表記した。なお、日付の干支は当時の暦で換算し数字の日付に直した。

記事の欄のうち、( )内に典拠となる史料名を示した。出典の日付が、その記事と同じ日の場合は、出典名のみとした。但し、他の日付の史料が別にある場合は、出典に続けて同日条とした。

物品の欄では、中国大陸や朝鮮半島から日本列島に齎された物品については、その上に入の記号を付し、反対に日本列島から中国大陸や朝鮮半島に齎された物品は、出の記号を付し、その物品の動きを示した。但し、死去した使人などへの賻物は、賻物で示した。その物品が他の物品を購入・交易する際の代価であると明確にわかる場合は、代価で示した。更に各物品の下には〔 〕で囲み、物品の数量と単位を示した。

来航者と渡航者の人名欄には、対外交渉・交流を実際に行った人々の氏名を示した(公的な使節での職名・資格が判る場合はそれも示した)。その際に日本人と思われる人物については〔 〕内に示した。また、その出入については、氏名の上に↑・↓の記号を付し、↑は日本列島からの渡航、↓は日本列島への来航を示した。

出発地―経由地―到着地の欄には、渡航または来航する人々が、どのような経路を経て、どの程度の日数をかけて航海を行ったのかを判り易くするため、それらの地名を示し、その月日が判る場合は、地名を挟んで前後に月/日を付し、夫々の地への到着日・出発日を示した。

各欄で、史料には明確に表れないが、他の史料・例などから推測される場合は( )で示した。また、物品の欄の漢籍に関しては、釋奠や読書始・御湯殿始、改元定、年号勘文、天変勘文、天文密奏、通常の読書等に見えるものは( )でその漢籍名を囲った。

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