目次
凡例
「秦律十八種」訳注
田律
厩苑律
倉律
金布律
関市律
工律
工人程
均工律
徭律
司空律
軍爵律
置吏律
效律
伝食律
行書律
内史雑
尉雑
属邦律
「效律」訳注
[一背][一正][二]
[三][四]
[五]~[八]
[九]~[一七]
[一八]~[二一]
[二二]~[二四]
[二五]~[二七]
[二八]~[三〇]
「秦律雑抄」訳注
[一]~[四]
[五]~[七]
[八][九]
[一〇]~[一三]
[一四]~[一六]
[一七]~[二〇]
[二一]~[二四]
[二五]~[二七]
引用文献
あとがき
執筆者紹介
内容説明
【序文より(抜粋)】
一九七五年末、中国湖北省雲夢県睡虎地の十一号秦墓から一一〇〇余片の竹簡が出土した。
その内容は「葉書」(旧名は「編年記」)、「語書」、「秦律十八種」、「效律」、「秦律雑抄」、「法律答問」、「封診式」、「為吏之道」、「日書甲種」、「日書乙種」の十篇で、「秦律十八種」に代表される戦国秦の法制資料が中心となっている。
なお、このたびの睡虎地秦簡の新訳注は全訳注でなく、「秦律十八種」・「效律」・「秦律雑抄」の三篇であるが、それはすべての原文に日本語訳を付けたため、予定の紙幅を大幅に超えてしまったからである。しかしこの三篇は睡虎地秦簡の中核部分を占めるものであり、この三篇だけでも刊行する意味があると考えた。
【凡例より】
釈文は睡虎地秦墓竹簡整理小組『睡虎地秦墓竹簡』(文物出版社、一九九〇年)、陳偉主編『秦簡牘合集1 睡虎地秦墓簡牘』上・中・下(武漢大学出版社、二〇一四年)、陳偉主編『秦簡牘合集釈文注釈修訂本1・2 睡虎地秦墓簡牘』(武漢大学出版社、二〇一六年)に拠った。
原文は『睡虎地秦墓竹簡』・『秦簡牘合集』の図版・釈文を参考にして、簡文を原文の通り、一簡ごとに示したものである。
校訂文は原文に句読点を加えたものである。注釈の〔整理小組〕以下は『睡虎地秦墓竹簡』の釈文に付されている注釈を和訳したもの、〔案〕以下はわれわれが付した案語である。書き下し文は、校訂文や注釈において示した解釈に従って訓読したものである。通釈は校訂文を和訳したものである。一部の条文には附録を付し、対照表などを掲げた。
*執筆者
池田 敦志
石岡 浩
柿沼 陽平
小林 文治
楯身 智志
谷口 建速
廣瀬 薫雄
水間 大輔
渡邉 将智