内容説明
【内容目次】
[第一冊](総770頁) 序文 醍醐寺百三世座主 仲田順和
醍醐寺藏宋版一切經解題(一) 小林芳規
醍醐寺藏宋版一切經解題(二)(音義) 山本秀人
醍醐寺藏宋版一切經目録 自第一函至第百二十函
(開元寺版・東禪寺版)
[第二冊](総784頁)
醍醐寺藏宋版一切經目録 自第百二十一函至第二百五十七函
(東禪寺版)
[第三冊](総800頁)
醍醐寺藏宋版一切經目録 自第二百五十八函至第三百九十一函
(東禪寺版)
[第四冊](総744頁)
醍醐寺藏宋版一切經目録 自第三百九十二函至第五百三十函
(東禪寺版)
[第五冊](総756頁)
醍醐寺藏宋版一切經目録 自第五百三十一函至第六百六函
(東禪寺版ヲ主トスル)
○附載資料
經典名索引 佐々木勇
上醍醐寺藏一切經目録と開元釋教録・貞元新定釋教目録及び大正
新脩大藏經の經番號對照表
森岡信幸
醍醐寺藏宋版一切經寄捨人別捨錢刊記一覽
鈴木恵・原卓志・平川恵実子・刀田絵美子
安撫使賈侍郎について 小林芳規・森岡信幸
刻工名索引
鈴木恵・原卓志・平川恵実子・刀田絵美子
雜之函に納められた經典の性格 森岡信幸
上醍醐寺藏一切經目録と現存状況との比較 森岡信幸
醍醐寺藏宋版一切經の經函内墨書について 森岡信幸
醍醐寺藏宋版一切經調査經過
[別冊 影印篇](総450頁〈全頁カラー印刷〉)
第一部 口繪用寫眞聚影
第二部 宋版一切經本文影印(拔悴)
1 開元寺版 本文 大般若波羅蜜多經卷第一
2 東禪寺版 本文 放光般若波羅蜜經卷第一
3 蘇東坡寫刻本 楞伽阿跋多羅寶經卷第一~四
4 開元釋教録略出卷第一~四
第三部 角筆加點菩薩睒子經
寫眞本文(角筆點を緑色でなぞったものと見開き)
第四部 上醍醐寺藏一切經目録 全卷寫眞と翻刻
本目録は角筆點の發見を契機として平成十九年より始められた、醍醐寺藏宋版一切經(六百四函、六千百二帖)の原本調査によって編まれたものである。目録には各經卷の①經卷名(見出し)②卷數等を伴う經卷名③譯撰者④外題⑤内題⑥尾題⑦表紙・後表紙⑧紐⑨折數⑩題記⑪捨錢刊記⑫刻工名⑬版心刻注記・附刻注記⑭卷末刻紙數⑮印造印⑯卷末列銜(卷末刊記)⑰印記⑱角筆點⑲備考の諸事項を記した。また「別冊影印篇」として、各種の書影を收めた。醍醐寺藏「宋版一切經」の特長の一は、「大般若經」は開元寺版、その他は東禪寺版というように、整然と區別されて納められていることである。六千百二帖の主要な書誌事項を網羅した本目録は、宋版一切經の把握・解明に資することは言うに及ばず、關連分野の研究に有益な情報を提供するものである。