目次
『史跡足利学校新収古書分類目録』
序・分類表 『新編史跡足利学校所蔵古書分類目録』
目 録 『補訂足利学校遺跡図書館古書分類目録』序・凡例・本文・後記
『史跡足利学校新収古書分類目録』凡例・本文・後記・
蔵書印印影一覧・蔵書印番号表
索 引 漢籍索引(含準漢籍)・国書索引(除準漢籍)
内容説明
【後書】より(抜粋)
足利学校は、不明な部分も多いものの、長い歴史を有し、その蔵書も比較的散逸することなく伝来したので、内容としての貴重性の外に、書写や印刷の歴史の上でも貴重な資料を今に伝えている。新たに作成する目録「新目録」)も、その編成方針は、「旧目録」に全く準じたが、「旧目録」編成以後、「旧目録」の編者長澤規矩也が改良を加えていた事項―例えば、判明する刊行者名を目録中に記入すること、我が国の出版物の特徴である刊行月日の記載を利用し、月までを刊年に附記すること、明治期の刊行物にしばしば見られる版権免許の時期しか明示されていない出版物を「(版権免許の年月)以後刊」と表示すること、伝本それ自体が持つ図書学的特徴を、目録本文中に注記することなども同様に実施した。「旧目録」は、公表されて久しく、学界でも既に評価が定着しているので、これを分解して新たな目録に編入することは、適当でないとの結論に達し、「旧目録」所載資料を除く所蔵資料を、「新目録」に収載することとした。これ故、「新目録」に所載された資料は、殆どが明治時代以降に、足利学校の有に帰したもので、この点、「旧目録」所載のものと、性格を異にしている。
【本書の構成・特色】
◇この目録には、平成20年12月末日現在、足利学校が所蔵する和漢の古書を収録する。
◇目録本文の記述は、旧目録と同様、内閣文庫(国立公文書館)のそれに準じ、一部以下の変更を加えた。
分類では、国書・近世小説の末に「実録」の項を加え、配列では、「準漢籍」を国書に附載せず、底本となった漢籍の分類に従い、中国人の著述に続き記述。出版事項では、出版地・出版者及び出版年月の判明するものはそれを附記した。
◇蔵書印を持つ場合は、「蔵書印番号表」及び「蔵書印印影一覧」で示した。
◇書名索引は、旧目録の編纂基準に従い、新・旧両目録所載の全ての書名を対象とした。
○徳川吉宗・綱吉に関するものはじめ、足利の地や足利学校に関係する人々の書写・旧蔵書を多く収録。
「常憲院本『四書章句集註』」・『下毛埜州学校来由記』・
「岩下善七郎及び岩下一族寄贈書」
「阿部吉雄旧蔵書『看羊録』ほか朝鮮儒教史関連書」
(漢籍361冊・国書91冊、洋装書11,039冊)ほか