内容説明
(1) 「覆醬集」 二巻一冊石川丈山撰 寛文11年刊 「新編覆醬集」 正続二十三巻十四冊石川丈山撰 延宝4年刊 石川丈山 (1583-1672) 名は重之・凹、 六六山人とも号す、 三河の人。 徳川家康に仕え武勲をたてるが大坂の役後出家し京都に隠棲、 藤原惺窩に親炙した。 朝鮮の使者来日の際贈答詩を応酬したが 「日東之季杜」 と推称された。 その住居を詩仙堂といい、 現在も京都の古蹟名勝。 「覆醬集」 は親友の京都所司代板倉勝明のすすめにより編纂。 「新編覆醬集」 は没後門人の手により刊行。「白石詩草」 一巻一冊新井白石撰 正徳2年刊 「白石先生餘稿」 二巻三冊新井白石撰 享保20年刊 新井白石(1657-1725) 名は君美、 字は在中、 常陸の人。木下順庵に学び、 幕府儒官。 徳川家宣に仕え幕政を改革。七言律詩を得意とした。 「南海先生文集」 五巻五冊祇園南海撰 天明4年刊 「一夜百首」 二巻一冊祇園南海撰 寛政9年刊 祇園南海 (1676-1751) 名は瑜、 字は伯玉、 紀伊の人。 木下順庵に学び、 紀伊藩儒。 近世詩壇における第一流の人物である。 「一夜百首」 は一夜にして百首を詩興が沸くままに作ったという詩集。