内容説明
(2) 「日本詩史」 五巻三冊 江村北海撰 明和8年刊 江村北海、 名は綬、 播磨の人、 宮津藩儒から京都に住む。日本詩学の変遷を叙述したもので、 詩史であり、 詩話的要素も強く必見の書である。 「日本詩選」 正編一〇巻続編八巻一三冊 江村北海編 安永3・8年刊 『日本詩史』と並ぶ江村北海の代表作。 本邦古来の詩を選集したもの。 元和より安永間の520家の詩を輯録し、 157種の採択書目を挙げている。 「五山堂詩話」 十巻補遺五巻八冊 菊地五山編 文化4・文政7年刊 菊地五山、 名は桐孫、 高松の人、 市川寛斎の弟子で高松藩儒。 清袁枚の『隋園詩話』の体裁に倣い、 当時の詩人の小伝・エピソードを付し評語を加え論評している。 当時の文芸批評というべき役割を果たした。