ホーム > 古辞書音義集成 (6)字 鏡 世尊寺本
内容説明
(6)二帖 東洋文庫(岩崎文庫) 蔵 重要文化財粘葉装残二帖。 世尊寺藤原伊房の筆と伝えられ、 「世尊寺字鏡」「岩崎本字鏡」 とも呼ばれる。 鎌倉時代写本。 漢字単字本位掲出の辞書で、 部首分類による漢和辞典である。 目部から雑部までを存する。 漢字・万葉仮名及び片仮名によって詳細な音訓を注記し、 声点を加えている。 撰者・成立年代ともに未詳であるが、 新撰字鏡・図書寮本類聚名義抄と関係があり、 仏家の手により、 院政期鎌倉初期頃編と推定される。